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司馬遼太郎は 日本が道を誤ったのは 日露戦争に勝利した事への驕りからと指摘しています
幕末 迫りくる西欧諸国からの侵略への恐怖から 強力な中央集権国家の確立が日本が生き残る唯一の道と
考え 明治維新を達成していったことは 一面の事実として認めざるを得ません
尤も 薩長と岩倉は 徳川幕府を倒し 皇室を祭り上げ利用し尽くして 政権を確立したことも間違いない
明治六年の政変は 征韓論に隠れた政権争いであり 国内の権力闘争から視線を海外に逸らせて行く過程であり
富国強兵政策は 必然的に日清日露戦争へと繋がっていきます
戦後75年が経過し 戦争経験者が90歳を超えた古老しか居られない現実 海外派兵への抵抗感を無くすための
自衛隊の中東派遣による既成事実化は確実に進んでいます
米国の国際戦略が変質していくとき 日本国の自衛論は 核保有も含めて議論が進んでいくと思います
明治史を学ぶ中で 何故 陸奥宗光は清国との戦争にのめり込んでいったのか 漸く結論が得られたような気がしています
彼の最大の業績である不平等条約改正には 戦争を起こしてでも清国に勝ち 西欧列強に日本の国力を認めさせねば
成らなかった
日韓併合という愚かな選択に至る道を解明したいという気持ちから 学び始めた日韓問題にも
一応の結論を与えてくれたのが 本著です
10年ほどかけて 二度精読し 気になる個所を抜き出し ノートを創りました
朝鮮開国と日清戦争