向源寺 渡岸寺十一面観音 


 JR北陸本線高月駅下車 500m

 旧駅舎 駅前には店もなく閑散としています
 
 長浜から先は、一時間に1本くらいしか

 電車が有りません









 現駅舎 














 高月駅から 線路沿いに敦賀方面(北)へ
 200m程歩くと 道沿いに渡岸寺への標識が
 見えます












 今回の訪問は平成18年5月3日
 沿道のチューリップがとても綺麗でした














 寺への参道は 素朴な道標が
 整備されてきました


















 渡岸寺全景です

 











 仁王門の奥が本堂です

 旧本堂は、仁王門をくぐって左側

 織田 信長の 浅井攻めの折に

 全焼しています

 滋賀県伊香郡高月町渡岸寺88








 仁王門から本堂へ





















 本堂側から仁王門を望む
















 国宝 十一面観音





















 十一面観音は 元々は 慈雲山光雲寺(天台宗)
 渡岸寺のご本尊

 光雲寺の創建は天平8年(736)
 聖武天皇の勅願により、泰澄が十一面観音立像を刻んで
 観音堂を建立したと伝え、その後最澄が七堂伽藍を建てて
 以来栄えたといいます 

 現在は向源寺が管理しています

 向源寺は 浄土真宗大谷派 
 当然阿弥陀如来以外の仏さんを祭ることは
 厳禁されています
 そこで 別院として観音堂を管理している次第






 














 

 初めてお参りしたのは 学生時代

 その頃は本堂に安置されていましたが

 昭和49年安置堂が出来、移転

 この30年間で 随分お身体が傷んだ気がします

 平成16年秋 新しい収蔵庫が建設されるため

 30年ぶりに本堂でお参り出来るそうです













 本堂に掲げられていた提灯の色が
 誠に鮮やかで...


















  朱印を集めるのは趣味ではなかったのですが

 少し集めてみようかと気持ちが変わった一枚
















 浅井攻めの折 一向宗の寺は徹底的に
 焼かれたようです 

 檀家の農民が ご本尊を地中に埋め
 消失を逃れたとのこと






























 井上 靖 の文学碑が 境内に有りました

 慈眼 秋風 湖北の寺 

 井上 靖さんの書は 実に端整 性格が顕われています

 井上 靖の小説「星と祭」で 紹介され 
 一躍高名になったとのことです














 文学碑の由来を説いた石碑

 題字は 当時の滋賀県 武村 正義知事

 

 








 現在 観音様を管理する 向源寺

 

 

 









 駅前からの道に置かれた 道案内