薩摩紀行 番外編は 日置市吉利園林寺
現在寺は廃寺 建物も残っておりません
門前に置かれているのは仁王像
明治時代の廃仏毀釈により無残に破壊されています
この地が急に環境客で賑わう様に
なったのは 薩摩藩家老小松家の墓所が
在ることによります
NHK大河ドラマ篤姫で脚光を浴びた
幻の宰相 小松 帯刀が 眠ります
小松清廉(きよかど)帯刀の墓所 小松家29代当主
異国的の佇まいのお墓には
新しい切花が捧げられています
明治の偉人達は下級武士の出身者が多い中で
島津久光の家老にまで登り詰めた上級武士
坂本龍馬と同い年 薩長同盟の締結
大政奉還等 西郷隆盛が大きく取り上げられますが
36歳の若さで亡くならなければ 明治の偉人の
一人としてもっと大きな仕事をしたことと思われます
狭い墓所に10代から29代帯刀まで
小松家の歴代が密集して祭られています
一番右の大きな墓石が
帯刀の正妻 お近の墓です
横綱陣幕久五郎の献灯
何故此処に? と 少しNETで調べてみると
陣幕は 薩摩藩お抱え力士 建碑狂と呼ばれる程
全国に碑を建てまわった方だそうです
大阪で帯刀の最期を看取った愛妾お琴の墓
お琴の死後 帯刀の妻お近の計らいで
この墓地に移設されたと書かれています
大河ドラマ以降 市の協力で
墓所が整備され 見取り図も
掲げられています
小松帯刀像
鹿児島市内 軍服で正装の西郷隆盛像の
直ぐ近くに立ちます
小松帯刀(清廉)が脚光を浴びたのは
つい最近のこと
36歳の若さで病没していますが
永らえていれば 歴史は変わったことと
感じます
馬術の名手であったとの記事を見つけました
夜 馬乗り提灯を刺して馬に乗って
提灯が揺れなかったそうです