東京芸術大学 大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復彫刻研究室(長いですね)の研究報告発表会
 
 籔内 佐斗司教授率いる若者たちの摸刻作品と 成果発表が発表が行われます





























 2007年2月ですから 6年前の同じ発表会で巡り合ったのが 当時修士課程に在学中の 藤曲 隆哉さんとその作品
 奈良柳生円成寺蔵 運慶作大日如来坐像摸刻です


 最近の摸刻は レーザー計測が大活躍
 

























 6年前は未だ白木彫りのままでした

 後ろ姿の帽子を被っているのが 作者の藤曲さん
























 今回は 運慶製作当時の全身金箔 想定復元像となっていました

 キラキラしい というより 些かけばけばしくさえ感じます
 白木のままの方が「作品としては」良かったかなとも思いますが
 飽く迄 此れは復元研究

 前回は写真撮影もOKでしたが 今回は撮影禁止
 パンフレットからコピーしました





















 運慶の作品は 認定されているのは30体ほどで 贋作も多いそうです

 この大日如来は 仏師が初めて作者の名前を墨書した作品 運慶の作品としては一番古いもの

 今回の摸刻で 判ったこと

  父康慶の図面を使用して製作されている
  約4度上半身を後ろにのけぞらしてある
    此れは 素材の節約と運慶の仏師としてのアイデアであるとのこと


 今回の発表作品が陳列された 東京芸術大学陳列館


























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