三都物語は 1990年(平成2年)JR西日本が行った 旅キャンペーン
京都 大阪 神戸を 三都と呼び 谷村新司の曲が流れました
福原遷都があったとはいえ 本来 神戸は都とは呼び辛く
三都と云うなら 京都 大阪 奈良の方が 馴染みがあります
神戸の叔父の墓参で 神戸(垂水 舞子墓苑)に寄った序に
追善供養と 京都 大阪を巡りました
舞子墓苑の永福寺墓地に 祖父 祖母 叔父 叔母 従弟が
眠ります
元々の菩提寺である永福寺は 昭和20年の神戸大空襲で燃え
墓地が舞子墓苑に移転しました
永福寺は 日本で初めての外国軍隊により占領された「神戸(三宮)事件」の結果
備前藩第三砲兵隊長 滝善三郎正信が切腹して事件解決とされます
この折衝には 伊藤博文 五代友厚 ハリー・パークス レオン・ロッシュ等が
関係しています
この滝切腹の場を貸し与えたのが 旧永福寺の本堂
空襲で焼けなければ 史跡として高名となったことでしょう
神戸事件の現場となった三宮神社(神戸大丸前)には 永福寺伊藤前住職の筆による
石碑が建てられています
今回初めて なんばグランド花月を訪問しました
一か月前にネットで予約しましたが 後ろから2列目の席でした
7割近くが団体客 前方の席は団体客で占められ満席状態でしたが
通常平日は 老人客が閑散状態ということが多いようでした
平成10年に一年間 天神橋筋六丁目に単身赴任した時に
是非 吉本新喜劇を見たいと思っていましたが
月の半分以上は出張でホテル暮らし 遂に休みを一日もとれぬうちに
東京へ戻ってしまい 叶わず仕舞い この日が初めての訪問となりました
一公演4,700円 東京の寄席よりも高価なことには驚きました
大阪時代の地元出身の同僚からは 東京人には関西のお笑いは
理解出来ないだろうと云われていました
確かに 東京の寄席とは少し雰囲気が違います
吉本新喜劇は 東京MXTVで毎週録画放映があります
出演者が皆自分のギャグを持ち きっちりたっぷりしつこく演じます
観客は充分それを判っていて 激しく反応します
最も 観客のほとんどがお上りさんですから
昔のような熱気は感じられません
新喜劇の前に 10組ほど漫才が続きます
TVでおなじみの顔が TVでよく見かける演目を
かなり真剣に演じます
手抜きは 感じられませんでした
本当に見たかったのは 角座の松竹新喜劇でしたが
もはや 角座もありません
この日の出演者たちの等身大パネル
吉本興業創業者 吉本せい像
せいさんは 元々ご主人の仕事を
手伝っていたのが 道楽者のご主人に成り代わって
次々と寄席を買収し 礎を築いた女傑です
芸人に振り回された人生だったと思います
千日前 法善寺さん
夜の賑わいの喧騒とした光景しか 知りませんでしたが
午前中の閑散とした中にも 水掛不動さんに お参りの方も ちらほら
社脇の 石柱に 三代目春団治 藤山直美の名前を見付けました
最近の改修なのでしょうね 以前なら寛美さんの名前のはず
水掛け不動の裏手に 南無阿弥陀仏の石柱碑を見付けました
施主は 渋谷天外 此方も三代目です
我々の知る渋谷天外は二代目 藤山寛美との名コンビは 私も記憶しています
二代目の奥さんは オロナイン軟膏の宣伝で高名な 浪花千恵子(後に離婚)
アチャコさんとの夫婦役は 見事でした
話は飛びますが 浪花千恵子さんの本名って ご存知ですか
「南口 キクノ」 なんこうきくの 冗談みたいな話ですね
法善寺横丁です
東西の看板は 藤山寛美 三代目桂春団治の手によるものだと
後で知りました
見逃したのが 残念至極です
ご存知 夫婦善哉です
森繁久彌 淡島千景の映画 織田作之助の作品
大阪人には こたえられない風情です
二つのお椀とも 同じ粒餡です
漉し餡と粒餡のセットであろうと思われている方も多いかと思います
二人で分け合う というとこでっしゃろなあ
おばちゃんが 独りで店番をしていて 外国人が可也多かった
地元の人は 見掛けませんでした
キャベツスープで大人気のラーメン店 神座(かむくら)
大阪在住時代に 同僚に連れてこられた時は
屋台に毛の生えたようなお店でしたが 大行列
カウンターの中の店員は 全員トックハットにコックコート
忘れられない美味しい味でした
東京進出も大成功のようです
宗右衛門町 です
此処も 夜の光景しか知りません
福岡中州 鹿児島天文館 岐阜の柳ケ瀬も
若き日に 通り抜けが出来ぬほど人が溢れていました
今の宗右衛門町は どうなのでしょうか
昼間の道頓堀 心斎橋は 外国人ばかりが目立ちました
宗右衛門町の通りから 道頓堀戎橋を臨みます
銀座4丁目や 渋谷交差点とは 一味違う風情があるのは
川の存在なのでしょうか
大阪に来たら どうしても もう一度
訪れたかったのが 北極星
チキンオムライス ¥830
シンプルですが 美味しいです
テイクアウトして 覚めても美味しいのが特徴
心斎橋本店はストーブで調理していますが
泉北高島屋の店では電磁調理器を使用しています
火力も違うし作り方も違い 当然味も微妙に異なりました
本店オムライスのチキンライスはしっとり感が絶妙
ソースもとても良く合っています
シンプルで飽きの来ない美味しさ 拍手です
大阪の締め括りは たこ焼き
お好み焼きにしたかったのですが オムライスで腹一杯
帰りの伊丹空港待合室で たこ焼きを愉しみました
伊丹空港は 此処のところずっと改装工事中 待合室のたこ焼きは
20分待ちの大行列 ビールとたこ焼きを愉しむ人が多いのですが
私は たこ焼きのみ ¥580