幕張彫塑館

      Who is he?



 新進気鋭の彫刻家 織田のな画伯に啓発されて
 各地の彫像に興味を持ち始めました
 不思議なことに その殆どが男性... 




 るね小平内ホールに置かれた 
 「五浦釣人」
 作者は 平櫛田中
 モデルは 平櫛の師 岡倉天心です
































 五浦とは 明治31年岡倉が東京芸大を追われ
 茨木の五浦に住居と六角堂を建て 創作の拠点としたことに
 由来します

 当時の鬱屈した岡倉の内面を表現しているように思います
































 六校創立100年を記念して
 岡山駅前に建てられた 青春感謝の像
 弊衣破帽は 六校生の象徴でもあったようです 見る角度によって 
 印象が全く異なるのが
 彫像の面白さです



















 岡山駅前といえば
 やはり 桃太郎でしょう




















 墨田区梅若公園内 榎本武揚像

 晩年 この近くに居を構えていたそうです

 ご本人が望んだのかどうか
 勲章だらけのこの銅像には
 些か疑問をを感じます

 東京農業大学の創設者であることは
 意外と知られていないことかも知れません

 最近小樽に 右手には羅針盤左手には海律全書を
 持った銅像が立てられたそうです
 其方の方が好感を持てそうです








 普通 彫像は下から眺めることを想定して
 作られるようですが
 この銅像は 本人を忠実に再現しているようで
 下から仰いだ時と 正面から見た顔に
 大きな違いが有ることに気が付きます

















 色々物議を醸している
 せんとくん

 奈良県庁 玄関前にて


















 ある方のブログで話題となった
 銀座天賞堂ビルの角に立つ
 エンジェル像



















 意外と この顔が
 怖い...



















 武蔵野大学校門に設置された
 親鸞聖人旅立像

 親鸞が60歳の頃
 20年住み慣れた関東の地を離れ
 生まれ故郷の京都に旅立つ頃の姿と
 書かれていました

 彫刻家は その方の姿を
 その人の精神を表具するものとして
 創り上げる訳ですが
 その気分をどう表現するのか
 とても興味深く 飽きません










 日本大学 創立者 山田 顕義 

 水道橋 日大法学部本部前にて



















 恵比寿駅前の恵比寿像

 恵比寿様は 仏教の仏ではなく
 道教系にルーツを持つのではないでしょうか

 表情のある仏様は 日本人には
 違和感があるのですが...

 恵比寿駅と恵比寿様 恵比寿ビール
 どれが一番先なのか











 東京藝大の卒業作品展で大好きな仏を見付けました

 円成寺 多宝塔本尊 大日如来
 安元2年(1176)運慶 25歳頃の作品
 運慶の作品としては 一番古いものだそうです

 こちらは 藝大の院生による模刻
 
 レーザースキャニングという最新技術を駆使しての
 模刻だそうです

 模刻では 中々原作の雰囲気が醸成されないものが
 多いのですが これは気品まで掘り込まれた感じがします
 この若者 恐るべし です








 後ろを向いているのが 作者の 藤曲 隆哉さん

 作品の解説をしてくれました
 模刻時に数十日 本物と対峙しながら
 制作したのだそうです


















 4月から始まったNHKの講座の講師
 藪内佐斗司(やぶうち さとし)氏は
 東京藝術大学大学院文化財保存学
 保存修復彫刻研究室教授

 即ち 藤曲 隆哉さんの指導教官のようです













瀧 廉太郎


 東京藝術大学 奏楽堂脇に立つ 瀧 廉太郎像です

 なかなか ハンサムです

 最近読んだ本に 滝 廉太郎の原点は 
 明治30年に作曲した 日本男児 という軍歌で
 あるとの記述を見つけました

 日清戦争の軍神神話を生んだ 原田重吉 
 木口小平(死んでも喇叭を放さなかった あの喇叭卒)
 木口二等兵の上官 松崎大尉を歌った軍歌だそうです 












 高橋 是清翁(05.06.19)

 赤坂の旧居跡に 皇居に向いて座る 高橋是清翁です
 昭和30年の再建

 5.15事件の折 犬養首相暗殺犯人を
 極刑に処していたら 2.26事件の悲劇は
 避けられたと思うのは私だけでしょうか













 この像で注目したのは 後姿
 羽織の裾の表現がです

 


















 緒方 洪庵 (04.12.13)

 大阪北浜 適塾にて
 この日は休館日で 塾内には入れませんでした



















 野口 英世 博士 (04.10.11)

 
 上野公園 国立博物館前の森の中に立ちます



















 種痘の父 ジェンナー像

 上野国立西洋美術館の前庭に立ちます

 何故此処に立つのかは 良く判りません

















 吉田 茂(04.05.02)

 吉田 茂 首相
 皇居北の丸公園 武道館から清水門に至る道沿いに

 有ります
 正面から見ると 少し右に傾いています

 左足から歩き出すという彫刻の基本法則通りか...















  和気 清麻呂(04.05.02)
 皇居平川門付近

 紀元二千六百年を記念して建立
 揮毫は 建設委員長 陸軍大将 林 銑十郎
 政治的臭いの強い彫像です

















 渋沢 栄一翁(04.04.30)

 青淵 渋沢栄一翁
 天保十一年埼玉県生まれ
 明治6年第一国立銀行創立から 創業した企業500社
 道徳経済合一主義を唱える
 一橋大学 日本女子大学も彼の創立になるそうです
 この像も 朝倉文夫氏の作品です














  北白川宮能久親王像(04.1.22)

  新海 竹太郎作
 北の丸公園にあります
 躍動感は超一流













 有栖川宮熾仁親王像(H10.7.3)

 旧陸軍参謀本部前に建てられ
 後に有栖川公園に移設されました
 西郷隆盛に次ぐ二人目の陸軍大将












 喪黒 福造(04.04.21)

 わらうせえるすまん 喪黒 福造ならぬ
 小沢 一郎 です
 今は無き新橋の居酒屋トモトで見付けました
 この店は 鳩山 由紀夫が 大将を務める
 不思議な店
 








 






 
 伊達 正宗(04.1.22)

 こちらは仙台駅構内の伊達 政宗
 北白川宮や青葉城の正宗との違い

 この一世紀の表現の変化の大きさに
 驚きを感じます










 ペルリ提督(04.04.11)
 
 芝増上寺前の公園に建つペリー提督像です

 

















 02.12.18 熊谷駅前にて
 熊谷駅前に立つ
 熊谷次郎直実像 タクシーの行列待ちで 良いアングルが

 取れませんでした























 福沢先生(02.05.10)
 慶応義塾旧三田図書館前の福沢先生像です
 卒業以来、久しぶりにキャンパスを歩きました
 (卒業後は、就職課にしか来た事がなかった)
 幻の門が立派に改装され、驚きました











 こちらは、日吉キャンパスの福澤先生
 (02.09.21)



















 井上 円了(03.10.03)

 東洋大学創立者

 幽霊研究では日本の第一人者



















 桂 太郎(04.10.17) 

 拓殖大学 茗荷谷キャンパスにて



















 五代 友厚(04.12.13)

 大阪北浜 証券取引所前に立つ





































 大阪中の島に建つ第7代大阪市長 關一(せき はじめ)の像 
 御堂筋の拡幅 御堂筋線地下鉄建設 大阪城天守閣の再建 大阪市立大学の開設等々多くの業績を残しています
 City Planning という言葉に「都市計画」との訳語を最初に用いた方だそうです





















 此方は 大阪北浜 大阪証券取引所前に建つ
 五代友厚像 東の渋沢栄一 西の五代友厚と云われた大阪経済再建の立役者
 高杉晋作とともに上海を視察した彼のその後の業績は書き切れないほど
  長崎製鉄所(現三菱重工業長崎造船所)大阪造幣局 大阪証券取引所 大阪商工会議所 東京都の都電創設 住友金属工業 川崎汽船 大阪商船 糖尿病により50歳の若さで逝去