「残照」の地
東山魁夷が戦後 未だ売れない日本画家時代 昭和21年 東山魁夷は千葉県君津市の狩野山に登った
頂上の展望台 現在は九十九谷展望公園として整備されている地から 遠くに連なる連山を観て 構想を纏めたのが 残照です
千葉県君津市鹿野山東天峪119-1 九十九谷展望公園
昭和22年に完成した作品は 第3回日展で特選入賞 政府買い上げ作品となります
残照という題名から 夕暮れの西を向いた風景とずっと思って居ました
東山がスケッチをした場所 現在は 公園として整備され案内板も置かれています
写真は 10:00頃の様子 方角的には南かと思われます
残照は この地に数日間滞在した東山の心象を 八ヶ岳と重ね合わせて
描かれたようです
此方は 直ぐ近くの鋸山日本寺の境内から観た景色です
山の重なりは むしろこんな感じかと